「和」
皆さん、ご機嫌よう!冬から春への変わり目の時期ですね。この時期は1日1分ずつ明るい時間が長くなっているそうです。と言う事は元旦と2月の初めでは31分日の出が早くなっています。厳しい冬もそれなりの良さは有りますが、やはりお日様の顔が長く見られる春の方が心地よく過ごせますね。春よ来い、早く来いですね。
さて、表題の『和』。我が社の社是にも『健明和』と謳ってありますが、これの起源はかの聖徳太子が604年に制定された「17条憲法」の第1条「一に曰く和を以て貴しと為し、忤(さから)う無きを宗と為よ」と有りもう少し続くのですがこれの解釈は「人においては心の通い合う〈和〉の精神が非常に大切であり、むやみな争いごとが起きないように人と和することを第一としなさい」と定められています。この教えは我々日本人の精神の基になる大切なものとなっています。おりしもアメリカ合衆国では、トランプ大統領が復帰を果たしました。彼の思想にはこのような「和」と言う思想は見受けられません。混沌とした世界が拡散して行くのではと思います。しかしこれも振り子が反転して戻ってくるように時間はかかりますが「和」が世界中の価値観の基になる時代が必ずやって来ます。
「和」の基本は「斉家」(一家を斉え治めること)にあり、斉家の根幹は「夫婦」にあります。「手早く幸せになる方法は、散髪に行って居眠りすることだ。もうちょっと幸せになる方法は、家を新築することだ。一生涯幸せになる方法は良き配偶者に恵まれることだ」と言った人がいますが、夫婦が和するほど幸せなことはありません。大切な奥様を亡くした我が身には痛切に実感出来ます。かつては「夫唱婦随」と言ってましたが今は「婦唱夫随」の時代ですかね😂 女性のパワーがそれほど強くなり、男性がパワーダウンしている現状を正しく言い当てた言葉でしょう。
修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)と言う教えがあります。身を治め良い家庭を築き上げ、国は繁栄して平和が保たれるのです。私のように子育てを終え孫の行末に期待を抱く者もいれば新しく親となって子育てに全力投球する社員もおられます。その様な皆さんにヒントとなる教えを紹介いたします。
「子供を立派に育てる10ヶ条」
一 親は一生を貫く仕事を持つこと
一 親は常に感謝の念を忘れぬこと
一 親は子供に嘘をつかぬこと
一 親は他人の生活を羨まぬこと
一 親は他人の短所を言わず、長所を好んで言うこと
一 親は子供が他人をほめる時は好んで聞き、短所を言う時は聞かぬこと
一 親は好んで我が師、我が親、我が友を語ること
一 親は少なくとも月一回は親、師に便りを出すこと
一 親は少なくとも週一回は子供の勉強を見ること
一 親は月一冊の教養書を読むこと 今の時代にはそぐわない教えもありますが、子育ての参考にして下さい。
2月の会長の想いでした。