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その世とこの世

いよいよ新本社がスタート致しました。九州の玄関口博多駅からも直ぐ近く、今までの本社からも車で20分もかかりません。新築ビルの10階、見晴らしも素晴らしい。ロジテム九州ビジョン100に向けて益々発展して行きましょう!!

さて、今回の独り言はあまり明るい話題ではありません。私は5月の誕生日を迎えると79歳!創業100周年を見届けて大往生という壮大な目標達成に向けて日々努力していますが、これは現実的な目標ではありません。大いなる野望です。まだまだ32年もの長い年月が待ち受けています。

この様な時間を過ごす時に過去の事も当然振り返りますが、先の事も色々思い巡らします。奥方を亡くして1年少し過ぎました。伴侶が目の前からいなくなったのです。「この世」から旅立って行ったのです。次は俺の番かと覚悟して毎日を過ごしています。この1年余りの日々朝晩のお祈りは欠かしません。その折に感じるのですが、奥方の霊というか魂は中々天上界には昇って行かない様な感じでした。家の中をうろうろと彷徨っていました。一周忌の朝、特に念入りにお経をあげてエーイと喝を入れて天上界に迎えと声をかけたら見事にスーと昇って行きました。まさか目に見えた訳ではありません。私の感覚で確信しました。では一年ちょっと前に「この世」からいなくなった霊は何処に存在していたのでしょう。普通一般には「この世」からいなくなると「あの世」に行ってしまうと認識されていますね。皆さんもその様に思っていらっしゃるでしょう。ところが「この世」から「あの世」にスーッと大往生する人は中々いないのです。ある程度の時間を経て「あの世」に向かうのです。「あの世」と「この世」の間、しばらく魂がお邪魔する場所が「その世」なんです。私も「その世」という表現は今まで知りませんでした。しかし奥方の霊がうろうろしているのは実感していましたから「その世」という言葉に出会った時には心から納得致しました。「この世」から「その世」を経て「あの世」に昇天するのです。皆さんも何となくお分かりでしょう。では「その世」に滞在する時間はどうなっているのでしょう?スーッといく霊も有れば時間がかかる場合も有りましょう。「この世」との関わり具合やその人の生き様、家族や知人との関係など様々な要素で違ってくるのではと考えています。何しろ独居老人ですから考える時間は有り余る程持っています。 独居老人の独り言でした。